ホーム アーカイブ ウッドカヌーの作り方 バーチバークカヌーの作り方[4/4]

5.外板を敷く

外板は船底被覆とも呼ばれる。樹皮の内側に敷き詰められるシダーの細長い板で、一方は広く、もう一方は狭くなっている。 カヌーの両端から中央にかけて敷かれ、中央部では15センチほど重なり合っている。敷き方にもよるが、片方でだいたい7〜8枚ほど、全体で15枚前後の板が必要である。 面倒だが、外板どうしの隙間をあけずに敷くと、見た目も美しく仕上がる。
外板を固定している物は、リブ材の圧力だけなので、仕上げのリブ材が打ち込まれるまで適当な木かいらないリブ材などで仮に押さえておくとよい。

外板 ■外板を敷く
外板は、テーパー状に切った木の板である。なるべく隙間が空かないように敷き詰める。

6.リブ材の組み付け

いよいよ最後の行程のリブ材の組付けである。リブ材は両端から中央に向かって打ち込んでいく。樹皮が柔らかくなるよう熱湯をかけながらすると良い。
まず、リブ材の先端を左右ともインウェールとアウトウェールの間に差し込み、ガンネルと垂直になるようマレットで叩いて固定する。リブ材が長すぎれば樹皮は破れてしまうし、 短かすぎれば外板を押さえつけることがでない。しっくり馴染まない場合は別のリブ材を当てたり、長さを調節しながらはめ込んでいく。全体で50本前後のリブ材が必要となるだろう。 このリブ材は、構造上”フローティング・リブ”と呼ばれることもある。
最後のリブ材は、ちょうどセンタースウォートの下にはまるようになる。

リブ材 ■リブ材の組み付け
リブ材は、両端の幅が狭くなるようテーパー状に削る。インウェールの下にはめ込む部分も斜めに削って、しっかりはまり込むようにする。

7.仕上げ

最後の仕上げである。まず、はみ出ている樹皮をきれいに切り取り、船首材に木の根を巻いて縫いつける。バウとスターン部の内側には木の削り屑や乾燥させた苔を詰め、上からヘッドボードをはめ込んで固定する。 ガンネルの上側には、グループラッシングがすり切れないようにガンネルキャップをペグで留める。再びカヌーをひっくり返し、外側の縫い目も樹脂で目張りする。これで完成である。
インディアンは、ヤマアラシの針を使って樹皮に模様を彫りつけた。
ちなみに、バーチバークカヌーにはシートはない。

ステム ■ステムの形状
図の様にステムの形状も作られる地方や部族によって様々だ。


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