![]() プライウッドカヌー&カヤックの作り方
船体は数枚のプライウッド(合板)を組み合わせて作る。組み合わせる方法はステッチ&グルー工法が一般的だ。ステッチ&グルー工法は、モールド(型板)を使用しないので比較的簡単に作ることのできる方法である。 また、材料費も非常に安く上がる。 合板の継ぎ目は角張るので、全体が滑らかな曲線に覆われた船体を作ることはできない。 まずは専用の図面を用意する。キャンバスカヌーやストリプカヌーとは基本的な構造が異なるのでこれらの図面は使えない。
材料の合板の厚さは、3〜5ミリくらいで、耐水性に優れたものがよい。合板のサイズは180×90センチのものが手には入りやすいが、これではカヌーの長さに足りないので継ぎ足さなければならない。図のようにスカーフジョイントで継ぎ足す。 接着剤は耐水性と強度に優れたエポキシ系接着剤を使用する。 材料が準備できたら部品の型を書く。 ジグソーで部品を切り抜く。 ステッチ&グルー工法
ここからステッチ&グルー工法によって組み立てていく。ちなみに、”ステッチ&グルー”を直訳すると「縫い合わせて接着する」という意味である。まず、板の端に針金が通るほどの穴を空ける。つなぐ2枚の板で穴の位置がずれないように注意する。 針金を穴に通して、軽くねじって仮止めする。(最初からきつく固定しないで余裕を持たせておく) 全体が針金で固定できたら、徐々に針金を締めてしっかり固定していく。 マイナスドライバーの先などで内側の針金を角に押しつける。内側の角に充填材(フィラー)を塗る。板の隙間にしっかり入るように充填する。(外側からはみ出すくらいでよい) エポキシ樹脂とファイバーグラスクロステープで内側の継ぎ目を接着する。 外側でねじった針金を根本から切り取りヤスリで平らに仕上げる。内側からはみ出した充填材もきれいに研磨しておく。 継ぎ目を外側からエポキシ樹脂とファイバーグラスクロステープで接着する。 強度を増すため、最後に外側全体にファイバーグラスクロスをかけてFRP加工してもよいだろう。 以上のように針金の一部を残す方法もあるが、接着剤で仮止めしたあとで全て取りはずしてもよい。 ガンネル、デッキなどのトリミングは他のカヌーと同様なので省略する。 詳しくは「ストリプカヌーの作り方」のページをどうぞ。 カヤックこの工法ではカヤックに発展させるのも簡単である。デッキは1枚板のものもあるし、複数の板を組み合わせたものもある。 ハルとデッキの接合方法は大きく2種類の方法がある。ひとつは、スティッチ&グルー工法によるもの。もうひとつはシアクランプ材を用いる方法である。
コクピットなどについては省略する。 詳しくは「ストリプカヤックの作り方」のページをどうぞ。
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