10.ハルとデッキの内側の仕上げデッキ外面のコーティングが硬化したら、余分なクロスを切り取る。シアクランプのスクリュー止めを外し、ハルとデッキを分離する。 ステムモールドとステーションモールドを全て取り外す。 ■ハル内側の仕上げ ハル内側をサンディングし、2回のコーティングを行う。(カヌーの場合と同様) ■デッキ内側の仕上げ デッキ内側を上にしてしっかりと台にセットする。 同様にサンディングし、シアクランプの接合部をフィラー(充填材)で処理する。これは、クロスがうまくコーナーにフィットするようにするために行う。(前ページの図を参照) ハル内側と同様に2回コーティングする。 11.コクピットとハッチの加工
コクピット、ハッチの位置を決めてラインを書き入れる。ライン上にドリルで小さな穴を空け、そこからジグソーで切り抜く。ハッチは切り抜いた部分も使用するので慎重に。コクピットのコーミングは、2種類の方法を紹介しておく。まず一つは、合板(厚さ3mmくらい)を半円状に切り抜き、数枚重ねて作る方法。もう一つは、薄板を重ねて接着し、後でコーミングの形に切り抜く方法がある。 デッキのコーティング面にはエポキシ接着剤で接着するが、サンディングすることを忘れないようにすること。 詳しくは説明しないので、図を参考にして下さい。 12.サンディングとバルクヘッド、ラダー、シートの取り付け部品を取り付ける前にコーティング面を全面サンディングする。外面のサンディングは80番から初めて120番で仕上げる。内面は120番で軽くサンディングすればよい。 コーティングが終わった時点でコクピットを取り付ける前に行ってもよい。 ■バルクヘッド バルクヘッドとは舟の内部を分ける仕切のことである。 バルクヘッドは、合板(厚さ4〜6ミリ)かフォーム(厚さ5センチくらい)を使うとよいだろう。 フォームの方がフレキシブルでカヤックとの相性がよい。 モールド材で型を取り、実際に当てて調整する。弾力性のある接着剤(シーラント)でハル側に接着する。 ラダー、シート、フットブレースは自作もできるが、市販品もあるのでそれらを購入して取り付けるのが手っ取り早いかもしれない。 ここでは詳しい説明は省略する。 13.ハルとデッキの接合
ハルとデッキを接合する前に内側のニス塗装をしておく。接合面にニスが付かないように注意する。デッキを裏返して台に固定する。接合面(両面)にエポキシ接着剤を十分塗り、ハル側を上から被せるようにセットする。この様に裏返して組み立てるのは、はみ出した接着剤がハル内側に流れないようにするためだ。 正しい位置にセットできたらスクリューで固定する。はみ出した接着剤は拭き取っておく。 接着剤が硬化したらカヤックをひっくり返す。 ハルとデッキのつなぎ目を隠し、保護するためにガードを取り付ける。 ガードは厚さ6〜8ミリ位、幅は20ミリ位がよいだろう。丈夫な堅い木を使うとよい。 エポキシ接着剤とスクリューで取り付けるが、スクリューはダボで埋めるなどすれば見た目もすっきりするだろう。 14.外面のニス塗装コクピットコーミング、ハッチ、ガードなどの木部をサンディングして塗装の下準備をしてからニス塗装する。
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