1.フォーム作りモールドは、設計図から合板などに正しく写し取り、切り取って準備する。モールドは、ストロングバックに垂直に正しく固定し、バックボーンや補強材でしっかりした物を作る。ここまでは、ウッドストリップカヌーを作るときのフォームにそっくりである。次に、この上に幅2センチほどの角材を張り付けていく。ボトムの真ん中辺りは平らなので、幅の広い板を使っても良い。 ここまでで、一見カヌーそのものの形をした物ができ上がる。 次に、この上に幅6センチほどの鉄の板(メタルバンド)を10センチ間隔(板のセンターの間隔)で固定する。このメタルバンドの上にリブ材が来ることになる。 出来上がりは下の図のようになる。 ■モールドの組立 左下のようにバックボーンを入れると頑丈なフォームになる。
■モールドに板を張り付ける。左は、角材を取り付けている途中。 右は、ほぼ完成した状態。 ストロングバックは2〜3ヶ所でボルトでフォームに固定してある。ボルトは、リブとリブの間(メタルバンドのないところ)に取り付けてある。従って、このボルトのあるところだけはハーフリブを入れられないので、この2(3)本のハーフリブは、ストロングバックを取り外してから取り付けることになる。
■フォームの完成図フォームにメタルバンド、ストロングバックが取り付けられ、船首材(ステム材)とインウェール(カヌーの先端部分で3本が交わるところ)が仮止めされている状態。 2.リブ材の取り付けまでフォームにインウェール(ガンネルの内側の部材)と、ステム材をセットする。インウェールとステム材はフォームに仮止めした状態である。きちんと固定するのはフォームから取り外してからである。 ステム材は、蒸気で蒸すなどしてから型に当てて曲げてあらかじめ準備しておく。次に、リブ材を取り付けていく。リブ材は、水で濡らしてからスチームボックスに入れ、十分蒸してからフォームのメタルバンドに当てて曲げ端をインウェールに固定していく。すべてのリブ材を固定したら、そのリブ材の間にハーフリブを入れて固定する。ちょうどボトム部の平らな部分に取り付けられることになる。ハーフリブは、あまり大きく曲げることはないので、 スチームボックスで蒸す必要はないだろう。リブ材の取り付けが終わったら、それぞれのリブ材が同一平面上になるように削るなりして調整しておく。 下の図は、リブ材がすべて取り付けられた状態。
■スチームボックスの一例図の左のものは、木製の箱で、下の穴から蒸気を入れる。中は、材料が重ならないように格子状に仕切ってある。右のものは、塩ビパイプを利用したものだ。 要は、材料を蒸気で蒸すことができればいいわけで、作るにしてもそんなに難しいものではない。各自で工夫して作ってみてほしい。 そんなものを作るのは面倒だという方は、材料にタオルを巻いて、そこに熱湯をかける。しばらくしてからまた熱湯をかけることを繰り返すと良い。
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