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やすぎ刃物まつり

会場の様子 2001年11月、「やすぎ刃物まつり」に出かけてみました。
安来市は古くから鉄の町として栄えました。「安来節」も有名ですね。私の住む松江からは車で30分ほどで行けます。すぐお隣は鳥取県米子市、安来市は県境の町です。
念のために言っておくと、「安来」の読み方は「やすき」ではなく「やすぎ」が正しいのでお間違いないように。

さて、会場となっているのは「安来市和鋼博物館」周辺。この博物館は鉄の勉強にはもってこいですが紹介はまたの機会にということで。

会場には全国から刃物屋、鍛冶屋が集まります。
大工道具、包丁、ナイフ、鎌や鉈などの農具、はさみ、砥石などなど刃物に関するものが各テントとも所狭しと並んでいます。もちろんその場で買うことができます。刃物好きの私など、端から見ていくだけで大変な時間がかかりました。
無料で包丁を研いでくれるコーナーも有ります。毎年行なわれているので、慣れている人は切れなくなった包丁をしっかりと用意してくるのであります。

「削ろう会」の大会も行なわれていましたが、会場が和鋼博物館から少し離れた所だったので残念ながら見逃してしまいました。「削ろう会」はその様子をTVでも放送されたことがあるのでご存知の方もおられることでしょう。カンナでいかに薄い削りくずを出すことができるかという大会です。ハガネの良し悪し、刃を研ぐ技術、カンナの調整、カンナを引く技術、どれも最高のものが求められます。最高記録は4ミクロンとか!神業ですな。

さて、私はノミの刃を一つ購入しました。6000円也。ハガネには青紙が使われています。のちに柄をつけて研いで使っていますが、さすがに切れ味は鋭く長切れします。値段だけのことはありますね。

日本には刃物生産の盛んな町が各地にあります。岐阜の関、兵庫の三木など。そこで生産される刃物の鋼(はがね)の多くは、ここ安来の鋼なのです。皆さんの使っているカンナやノミの鋼もヤスギのハガネである可能性は極めて大です。

というわけで、刃物好きの私には大満足のおまつりでした。
また次回も出かることにしよう。


日本刀製作実演会場  日本刀製作
昨年の作品 (写真上左)
会場内に即席の鍛冶場が作られた。
(写真上右)
鉄を赤めて打つ。このときは刀ではなく、円盤状の謎の物体を作っていました。右側にふいごが見えます。
(写真左)
昨年もここで日本刀製作の実演が行なわれた。左端がその時の作品。
右端のゴツゴツした岩のようなものはたたらで作られた鋼の塊。その隣のセンベイ状のものは鋼を赤めて打ち潰して割ったもの。こうやって、重ねては潰し、重ねては潰しを何度も繰り返す。こうすることで鋼の中の不純物を取り除きよい鋼になるのです。この作業を“鋼を鍛える”といいます。


ノミ、カンナ、小刀などの大工道具が所狭しと並ぶ。いい道具ばかりです。
お金があれば全部欲しい!!

大工道具  大工道具

天然砥石  包丁や鎌など

(写真左)は天然砥石。中には20万円の高級砥石が!!
私にはとても手が出ません!!でもこんな砥石で研いでみたいなあ・・・
(写真右)
包丁、鎌などももちろんあるよ。


川船  川船全体
川船の説明 これは博物館前に展示してある川船。平べったくて幅が広く深さはそれほどない。
この船で鉄の原料となる砂鉄を運んだという。

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