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アサバスカ

アサバスカ語族に属する。アサバスカ族は広範囲に居住していて、更に細かく分類することができる。 マッケンジー川、グレートベア湖周辺のドグリブ族や、アサバスカ湖、グレートスレーブ湖周辺のスレーブ族、イエローナイフ族、チペワイヤン族などがある。
これらアサバスカ族は2つの異なるタイプのバークカヌーを持っていた。
ひとつは、アルゴンキンスタイルのカヌーに形や作り方が似ているもので、両端が反り上がったかなり大型のカヌーである。(ナロー・ボトム・カヌー)
もう一つは、カヤックに似たタイプで、地理的に近い北極圏西部のイヌイットのカヤックに横から見たスタイルは似ている。(カヤック・フォーム・カヌー)

様々なナローボトムカヌー ■ナローボトムカヌー

(1)チペワイヤンのハンターカヌー(2尋)
全長14′2−1/2″ 全幅31″ 深さ13″
先端上部の形に特徴がある。これは曲げたステムピースが使われているが、板材のステムも使われた。スォートは5本。サイドはフレア型で底は狭い。スプルースかバーチのバークが使われた。

(2)ドグリブのカヌー(3尋)
全長20′1−1/2″ 全幅44−1/2″ 深さ15″
ステムピースは曲げて作られている。スプルースかバーチのバークが使われた。

(3)スレーブのカヌー(3尋)
全長18′9″ 全幅44″ 深さ14−1/2″
プランクステムが使われている。プランクステムには穴が空けられバークが縫いつけられている。ステムの半分は露出している。ヘッドボードはステムに沿って斜めに取り付けられる。小さいながらバークのデッキがある。

様々なカヤックフォームカヌー ■カヤックフォームカヌー

(1)イヌイットのバーチバークカヌー
アラスカ海岸部のイヌイットのもの。全長16′2−1/4″ 全幅26−5/8″ 深さ10−3/4″
前側のみ長いデッキがある。デッキの後ろには水が入らない様に板が取り付けられている。ステムはプランク材。断面は台形。ボトムの角にはチャインがある。外板はなく、当て木で支えられる。リブ材ではなく13本のフレーム材で支えている。

(2)チペワイヤンのカヤックタイプカヌー
全長12′2″ 全幅24″ 深さ9−3/8″
小型軽量のハンティングカヌー。前後非対称。前後ともデッキがあり、前の方が長い。バウよりスターンの方が高い。

(3)ローチェクスのカヤックタイプカヌー
全長12′7″ 全幅27″ 深さ12−1/8″
プランクステム。デッキの長さは26インチ。ボトムとサイドの角の部分にはチャインがある。ボトム部には当て木が4本サイドには2本入っている。バーチバーク製。

(4)ブリティッシュコロンビアのカヌー
全長14′5−1/2″ 全幅30−1/2″ 深さ11−1/4″
スプルースのバークが使われている。ボトムは5本のチャインでフレームが形作られている。

(5)アサバスカ−アラスカ・カヌー
全長16′10″ 全幅31″ 深さ11″
プランクステム。サイドとボトムの角にチャインがある。バーチバーク製。

(6)ブリティッシュコロンビアのカヌー
全長18′4−1/2″ 全幅25″深さ9−1/4″
ブリティッシュコロンビア中部山岳部バビーン川地方のもの。ボトムはホッジ型。チャインが2本有り、ボトム部は4本の当て木がある。しっかりしたボトムフレームが形作られている。 サイドの当て木は1本。前後にデッキがある。リブ(フレーム材)は12本使われている。バーチバーク製。



スー族(Sioux)
スー語族
スー族はカナダ/アメリカの国境付近の中部大平原地帯に広く分布していた。具体的にはマニトバ、サスカチュワンの南部からモンタナ、ノースダコタ、サウスダコタ、ネブラスカ、ミネソタ辺りに居住していた。人口は1950年で5万人以上と推定される。
この地域の北部はカヌーの材料となるバーチがあったため、バーチバークカヌーが作られていたようであるが、東部に較べるとあまり盛んでなかったと思われる。

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