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イヌイット

極北地方でもバークカヌーは作られたが、ごく僅かの限られた地方のみである。やはりこの地方では、獣皮で作られたカヤックがメインである。
カヌーがその地方によって様々なスタイルに発達していったと同様に、カヤックも作られる地方によって様々な形がある。
残念ながら、ここでカヤックやウミアックについて詳しく解説している余裕はないので、簡単に流させてもらう。詳しく知りたい方は、"Bark Canoes and Skin Boat of North America"に詳しいので参考にされると良い。

ウミアックとカヤック

(上)クジラ漁用のウミアック
アラスカ北海岸部。1890年頃のもの。
全長29′4−3/8″ 全幅5′10−1/2″ 深さ2′1−3/4″
木によってしっかりしたフレームが組まれており、その上に皮が張られる。底はほぼフラットで断面は台形に近い。4ヶ所にシートがある。 カヌーと違いスォートのようなものはない。小さいものは6メートル、大きいものでは10メートルを超える。

(下)アラスカのバーロー岬付近のカヤック
全長17′3″ 全幅18−1/2″ 深さ17−3/4″
1888年頃のもの。細い木でかなり複雑なフレームが組まれている。



イヌイット(Inuit)
イヌイット語族
居住地は、カナダ、アラスカ、グリーンランドの北極圏や、ジェームス湾の南西部を除く亜北極圏の海岸地域にも広がっている。人口は、グリーンランドに2万人、ユーコン川以北のカナダ極北部に7700人、ユーコン川の南及び西に16000人(いずれも1950年の推定人口) 身体の特徴、言語、文化とも全ての点で他の北アメリカインディアンと異なっている。イヌイットは新大陸に移住してきた最も新しい種族と考えられ、その移住の年代は約2000年前と推定されている。移住は、他の北アメリカインディアンと同様ユーラシア大陸からベーリング海峡を渡ったと考えられ、次第に東に進んで 10世紀頃にはグリーンランドまで達した。
イヌイットの代表的な発明品として、カヤックとウミアックがある。ともに、地域によって大きさスタイルとも多種多様である。

アリュート族(Aleut)
アリュート語族
アリューシャン列島を中心にアラスカ半島、コマンドル諸島に居住する。人口は1950年で5700人である。
この地域に移住してきたのは約3000年前と考えられる。
海岸部に住み、アシカ、ラッコなどの海獣の狩猟を生業とする。文化的には、イヌイットや北西海岸部のインディアン、極北アジアのものが混合している。 彼らのカヤックはバイダルカと呼ばれ、イヌイットのカヤックとインディアンのカヌーの両方の特徴が見られる。

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