基本テクニック低粘度エポキシの基本的な扱い
低粘度エポキシの基本的な扱いについて簡単に説明します。
エポキシの取り扱いについてさらに詳しくは、「アマチュアボートビルダーのためのエポキシ使いこなしマニュアル」や「エポキシブック日本語版」をご覧ください。 →「マニュアル・書籍」 ■計量と混合
混合比は製品によって決まっています。取り扱い説明書をよく読み、混合比はできるだけ正確にしてください。エポキシの取出しにはプランジャーポンプが便利です。 計量容器などを使い2液を正確に計量し、スティックを使って1分間くらい十分に混合します。温度が低くて粘度が大きくなっているときは2分間くらい十分に混合してください。混合不足は硬化不良の原因になります。 混合したらできるだけ早く使用します。 ファイバーグラッシングやコーティングにはフィラーを混ぜずにそのまま塗布します。
■フィラーを扱うフィラーを混ぜる場合は、エポキシ2液をよく混合したあとに混ぜます。必要に応じてフィラーを混ぜて粘度を調整します。混ぜる量によってペースト状から固いパテまで好みの粘度が得られます。ペースト状接着剤やパテのように使うことができます。 以下では4つの粘度のサンプルを示しました。このように4種類の粘度を自由に作ることができればどのような作業にも対応できるでしょう。 フィラーにはいろいろな種類のものがありますが目的に応じて使い分けます。 写真ではウッドフラワーを混ぜています。
(1)フィラーを混ぜていないエポキシ
20℃くらいではこのようにシロップ状。垂直面では流れ落ちる。 コーティング、ファイバーグラスコーティング、木材に浸透させる場合はフィラーを混ぜずにそのまま塗布します。
(2)少し混ぜた状態
ケチャップ状の固さ。垂直面ではたれる。 広いフラットな板材のラミネートや接着に。シリンジでの注入。
(3)もう少し混ぜる
マヨネーズ状の固さ。垂直面にくっつきほとんどたれない。 一般の接着、金具の接着などに。すき間への充てん、コーナーへの盛り付け(フィレッティング)などに。
(4)さらに混ぜる
ピーナッツバター状の固さ。垂直面にくっつく。 パテとして使用できます。すき間への充てん、コーナーへの盛り付け(フィレッティング)、穴埋め、フェアリング、デコボコな面の接着などに。 ■木材など多孔質ものの接着
木材などの多孔質の材料はエポキシがよく染み込みます。接着前によく染み込ませておかないと十分な接着力が得られません。 初めにフィラーを混ぜないエポキシを接着面両面に塗布し数分間十分浸透させる。 木材がエポキシをよく吸収するときは時間をおいて2、3回塗布するとよい。 その後フィラーを混ぜたエポキシを塗布し接着し固定する。(塗布するのは片面でもよい) 強く圧締する必要はない。
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